第三次ベビーブーム
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授業対象=2年生
実施=2021年1月実施


2020.1.18


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全体像


教材


@ 1990(平成2)年の「1.57ショック」(合計特殊出生率が過去最低)をきっかけに、政府は「少子化社会」がやってくるという課題を取り上げ、対策の検討を始めました。医療・年金など社会保障の負担増、経済規模の縮小、未婚率の上昇、地方行政の衰退、……。これらは、少子化によって引き起こされるネガティブな(欠点とされる)側面と言われています。
合計特殊出生率= 一人の女性が出産可能とされる15歳から49歳までに産む子供の数の平均。

A 団塊世代(今年72歳〜74歳の人)と言われた「第一次ベビーブーム世代」は出生数が約270万人、そのジュニア(子ども)世代と言われた「第二次ベビーブーム世代」(今年おおむね47歳〜51歳の人)は出生数が約200万人で、驚異的な出生数を記録しました。とりわけ団塊世代は日本の高度成長期を生き抜き、1970年代までの期間で、アメリカやイギリスに迫る経済成長を遂げた立役者と言えます。(備考:2019年の「出生数」は過去最少 86万5,234人、「合計特殊出生率」は 1.36。)

B 日本では今後、第三次ベビーブームは到来することはないだろうと言われています。バブル経済が崩壊して経済の低迷から脱しきれずにいた日本は、その後も数々の不安定要素を抱えながら何とか持ちこたえてきました。このような時代に直面した世代が、結婚・子育てという生活の価値を求めなくなり、少子化社会に拍車をかけるようになったとも言われています。

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合計20分〜23分扱い

  図式化(個人学習)8分 

  ⇒4人グループ(相互プレゼン;40秒×3セット) 

  ⇒全体代表プレゼン(計4人;4分)

  =合計時間 20分+アルファ







この教材を使った学習
25分間


  8分……自学(持ち出す教材は4種類@ABC、教材の文章を図式化)
  6分……4人グループ「(1対1)×3セット」で相互プレゼン
  第1セット=@とA、BとC(プレゼン時間は40秒×2)
  第2セット=@とB、AとC(プレゼン時間は40秒×2)
  第3セット=@とC、AとB(プレゼン時間は40秒×2)
  6分……全体プレゼン(@ABC、それぞれ代表者1名ずつがプレゼン)

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10分間
聞き取り ⇒再現(プレゼン)




課題は少子化問題


  メモ(図式)を取りながら聞き取り  ……2人ペア(相互に再現)
                     ……代表者による全体プレゼン(1名)
               
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少子化は問題ない

  意見を図式でまとめる
   (1) 4分 自分の意見を図式化する。文章で書かない。
   (2) 2分 2人ペア(交互にプレゼンし合う) 40秒×2
   (3) 5分 時間の残される限り、一人ずつ「全体プレゼン」

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これぞ
「総合的な学習の時間」で
求められている学力です。
情報を鵜呑みにするのではなく
批判的精神を持って反論する。
その向こうに
自分らしい「持論」が見えてきます。



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