テロメア
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授業対象=1年生
実施=2021年1月実施


2020.1.18


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全体像


教材


@ 皆さんは「テロメア」という言葉をご存じですか? テロメアは細胞の染色体の末端(いちばん端)にある物質で、その長さを見ると人の寿命が分かると言われています。テロメアの本来の役割は、染色体を保護することにあります。細胞が分裂するたびにテロメアは短くなっていき、ある程度まで短くなると細胞はもう分裂できなくなります。そのため「老化の回数券」と呼ばれることもあります。実際、赤ん坊のテロメアは長く、老人のテロメアは短いという事実があります。

A カリフォルニア大学予防医学研究所の研究によると、テロメアが短い人は動脈硬化が進んでいたり、がんになりやすかったり、心疾患や脳血管疾患のリスクが高くなったりしていることが確認されています。ただ、テロメアの長さだけ見て単純に寿命を判断することはできません。また、年齢が同じでもテロメアの長さが同じとは限りません。

B 同研究所は、35人の男性のうち15人に生活習慣の改善を指導しました。野菜や果物の多い食事、週5回以上の有酸素運動、ストレス管理など、トータルで「健康的な生活」をしてもらいました。5年後にテロメアの長さを測ると、何もしなかった人たちが3%短くなっていたのに対し、指導を受けたグループは逆に10%長くなっていました。テロメアの長さだけを見れば「若返った」わけです。

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合計20分〜23分扱い

  図式化(個人学習)8分 

  ⇒4人グループ(相互プレゼン;40秒×3セット) 

  ⇒全体代表プレゼン(計4人;4分)

  =合計時間 20分+アルファ







この教材を使った学習
25分間


  8分……自学(持ち出す教材は4種類@ABC、教材の文章を図式化)
  6分……4人グループ「(1対1)×3セット」で相互プレゼン
  第1セット=@とA、BとC(プレゼン時間は40秒×2)
  第2セット=@とB、AとC(プレゼン時間は40秒×2)
  第3セット=@とC、AとB(プレゼン時間は40秒×2)
  6分……全体プレゼン(@ABC、それぞれ代表者1名ずつがプレゼン)

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10分間
聞き取り ⇒再現(プレゼン)




課題は少子化問題


  メモ(図式)を取りながら聞き取り  ……2人ペア(相互に再現)
                     ……代表者による全体プレゼン(1名)
               
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少子化は問題ない

  意見を図式でまとめる
   (1) 4分 自分の意見を図式化する。文章で書かない。
   (2) 2分 2人ペア(交互にプレゼンし合う) 40秒×2
   (3) 5分 時間の残される限り、一人ずつ「全体プレゼン」

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これぞ
「総合的な学習の時間」で
求められている学力です。
情報を鵜呑みにするのではなく
批判的精神を持って反論する。
その向こうに
自分らしい「持論」が見えてきます。



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