要約授業
前後に配布するメッセージ

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2025.08.06


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授業を始めるに当たって
要約学習の 授業を 始めるに 当たって 児童生徒の皆さんに 配布する文章です。


  要約学習で目指しているのは、「図式の獲得」と「図式力の向上」です。文章を図式化することを通して文章の理解度を高めたり、重要なポイントを抜き出す力を養ったりできます。

 一方、文章や思考を図式化することによって情報を整理し、伝える力(プレゼン力・スピーチ力)を向上させることができます。したがって、要約学習は受験勉強(自学自習)・探求学習・社会生活に大いに役立つ貴重なスキル(アイテム)です。



要約学習を繰り返すことで、以下のような効果が期待できます。

@ 読解力の向上 =文章の構成や論理展開を理解する力が向上します。

A 情報整理能力の向上 =複雑な情報を整理し、要点を抜き出す力が身につきます。

B 思考力・判断力の向上 =要約を通して、物事を論理的に考える力が養われます。

C 表現力の向上 =情報を簡潔にまとめる力が向上し、文章力・スピーチ力が向上します。

D 記憶力向上 =要約することで、記憶の定着(情報カプセル)を促すことができます。

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授業を終えて
要約学習の 授業を 終えてから 児童生徒の皆さんに 配布する文章です。


◎ 学んだことを人に話して教えてあげると、話した内容が頭にしっかり残ります。この方法は、テスト勉強でも役立ちます。

◎ プレゼンは、聞く人を見て話すとパワーが生まれます。伝わりやすくなります。下を向いて、作文やメモを見ながらのプレゼンは、相手も聞く意欲が失われます。

◎ 図式を書けば、内容が自分の頭に「絵のように」しっかり残ります。スピーチをする場合、手ぶら(なにも見ずに)でも話す訓練になります。慣れると、「事前に図式を書いて、それを基に(聴衆を見ながら)堂々と話せる」ようになります。

◎ よい図式は、ずらずら文章を書いていません。ずらずら文章を書いてあると、ぱっと見て内容を思い出せません。プレゼンの時に、ついつい図式を見ながら読んでしまいます。図式は、コンパクトに「単語」(キーワード)かイラストで!

◎ プレゼン・スピーチなど、人に何かを伝える場合は、「伝えたい!」という熱い思い、強い気持ちを前面に押し出して話そう。その思いが強ければ強いほど、伝わるパワーがアップします。大勢の人前で上がるなどという不安などは、吹っ飛びます。

◎ よい聞き手になろう! 相手が何を伝えようとしているのか、全力投球で聞こう。「うん うん」「へぇ〜」「それで」など、相づちも入れよう。話す人が話しやすくなります。人の 話を一生懸命聞ける人は、誰からも好かれます。

◎ 各教科の学習は、基本的には先生から教わるのが学校です。でも、学校を卒業してからも、先生がそばにいなくても、勉強(学習)は続きます。自分の力で調べて理解していく勉強。その勉強の仕方を身に付けるのが、「総合的な探求の時間」であるとともに「要約学習」でもあります。

◎ 図式は、他の教科でもどんどん活用してください。家庭学習(予習・復習)でもどんどん使いましょう。図式を書けたということは「分かった!」ということです。図式を書くと頭の中に痕跡として残ります。テスト勉強や入試対策など、図式が役立つ場面が沢山あります。社会人となっても、さまざまな場面で役立ちます。

◎ 聞いたことをまとめたり人に伝えたりする。読んだことをまとめたり人に伝えたりする。……こういう場面は、日常生活でよく出てきます。日常生活のすべてが「要約学習」です。そう意識するだけで、総合的な学力が伸びます。 。

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