@ およそ1万2500年前に絶滅した「ダイアオオカミ」がクローン技術によって復活、誕生しました。クローン技術とは、遺伝的に全く同じ個体や細胞を作成する技術のことです。アメリカのバイオテクノロジー企業「コロッサル」は、「世界で初めて絶滅からの復活に成功した動物」と発表。太古のダイアオオカミのDNA(遺伝子)から、クローン技術とゲノム編集技術(=生物のDNAを特定の場所で切断し、遺伝子を変更する技術)を駆使して作り出したとしています。
A 関係者の話によると、「ダイアオオカミのDNAは、1万3000年前の歯と頭蓋骨の化石からを取り出した。その後、遺伝子操作をした上で2024年10月、犬を代理母として雄2匹・雌1匹が生まれた。」と公表しています。3匹のダイアオオカミは現在、広さ約8平方キロの保護区で暮らしています。周囲は高さ3メートルのフェンスで囲まれており、警備員やドローン(無人機)、防犯カメラによって監視されています。
B コロッサルの最高動物責任者を務めるジェームズ氏は、「今後どんどん子孫を増やして、将来はダイアオオカミの群れを育ててみたい。」と語っています。今回の実験が進展していくと、将来は絶滅したマンモスや恐竜なども復活出来る可能性を秘めています。