@ ツバメは田んぼに水が張られる3月下旬ごろから5月にかけて、南の暖かい国から日本の国へはるばる渡って来る「渡り鳥(夏鳥)」です。日本では昔から、ツバメは田んぼの虫を沢山食べてくれる「益鳥(=人間にとって役に立つ鳥)」とされています。また、「ツバメが巣を作る家は幸せになれる」と、昔から言われています。
A そういう考え方から、市町村の許可なく「卵やヒナがいるツバメの巣を取り除くことは、「鳥獣保護管理法」という法律によって禁止されています。また、人々の間では、ツバメの巣を取り除くことは、縁起が悪い(=不幸になる)と言われています。
B ツバメは、ふつう田んぼの近くの農家の家に巣を作ります。5,000キロメートルもの遠い国から渡ってくるのに、翌年(次の年)も同じ農家にやってきます。そして、ツバメの夫婦が生きていたら、前の年にひな鳥を育てた「巣」で再び子育てをすると言われています。