@ マグロは、泳ぐのに適した姿(流線形)をしており、時には時速100キロメートルもの速さで泳げます。しかもマグロは、生まれた日から死ぬ時まで、ずっと泳ぎ続けています。眠っているときでさえ、一度も休むことなく泳ぎ続けます。実はマグロは、左右の脳を交代させなが眠っています。脳は片側ずつを交代で眠っているのです。
A 魚の仲間であるマグロも生き物ですから、人間と同じく酸素を体に取り入れないと、すぐに死んでしまいます。人間の場合は「肺」で呼吸を行い、空気中から酸素を取り込んでいます。一方、魚は「エラ」で呼吸をしています。エラをパタパタと動かすことによって、口から入ってくる水の中から酸素を取り込んでいます。
B しかし、マグロにはこのエラを動かす筋肉がありません。マグロの場合は、エラを動かす代わりに、口を開けて泳ぐことでエラに水流が当たり、酸素を取り込んでいるのです。したがって、マグロは泳ぎを止めてしまうと死んでしまうのです。