@ へその緒は、赤ちゃんと母親をつなぐ命のパイプの役割をしています。赤ちゃんは、母親のお腹の中にある「子宮」(赤ちゃんが過ごす袋)で育ちます。そのとき、母親の体から栄養や酸素を運んでもらうパイプがへその緒です。へその緒は、赤ちゃんのへそにつながっています。このパイプ(へその緒)の取れた後が「へそ」なのです。
A ところで、カエルは赤ちゃんを卵で産みます。そして、卵から孵ったオタマジャクシは、その後も母親の力を借りずに自分で成長していきます。カエルの場合は、卵の中の黒くなっているところが栄養です。オタマジャクシはこの栄養によって、どんどん体が大きくなっていきます。したがって、カエルの赤ちゃんは母親からの栄養をもらう必要はありませんから、へその緒もへそも無いのです。
B ちなみに、オタマジャクシは二ヶ月ぐらいで「カエル」に成長します。水の中だけ生活から、水の中と陸上と両方を行ったり来たりしながら生活するようになります。