@ 赤ちゃんは、酸っぱいものや苦いものを口に入いれると「ぺっ」と吐き出してしまいますが、これは「すっぱさ(酸味)=くさっている」「苦味=毒」と、生まれながらに知っているからだといわれています。
A 大昔の人々は、こうした赤ちゃんの味覚を持ったたまま大人になって、腐ったものや毒くのあるものを上手に避けて食べていたと思われます。
B 食べるときに塩味を足すときは、海の水を利用しました。塩にしてから食べるのではなく、海水をそのまま使っていたのかもしれません。甘味(甘い味)がほしいときは、木の実など持つ自然な甘さや果物の甘さを味わっていたようです。アマズラという植物からとれる甘味料はあったと言われていますが、わたしたちが使っているような砂糖はありませんでした。ハチミツも、今と比べてとても貴重なものでした。