@ 大昔、キリンの先祖は現在のキリンよりもずっと体が小さく、首も長くありませんでした。その頃は森の中で、木の葉を食て暮らしていました。やがてキリンの先祖は森を出て、草原で暮らすようになりました。
A 草原は広々として見晴らしはいいのですが、逆に敵に見つかりやすい欠点があります。動物が草原で生きていくためには、速く走ることができたり、体が大きくなければなりません。それで、キリンの先祖も長い脚を持った体の大きな動物に進化していったのです。
B 草原で暮らすようになったあと、首の長いキリンと、あまり長くないキリンがいました。首の長くないキリンは、水を飲むときに前脚を曲げてかがまなくてはいけません。かがんでいては、ライオンなどに襲われた時にすぐに逃げ出すことが出来ません。そのうち、首の短かいキリンはいなくなってしまいました。