@ なぜカタツムリには殻があるのでしょうか。カタツムリを突くと、カタツムリはすぐに体を殻の中なかに引っ込めてしまいます。また、天気のいい日には、殻に蓋をして外に出てこなかったり、冬は殻の中でじっとしていたりします。つまり、殻はカタツムリを危険から守る家のような役目をしているのです。
A 危険にもいろいろありますが、第一は人間やその他の動物に襲われる危険です。危険の第二は乾燥(身体が乾く)です。カタツムリの体の表面には、人間のような皮(皮膚)がなく、むき出だしです。体が乾くと、カタツムリは死んでしまいます。危険の第三は寒さです。カタツムリは寒さに弱いので、冬の間は殻の中でじっと春が来るのを待っています。
B ちなみにカタツムリの赤ちゃんは、土の中に産みつけられた卵から誕生します。卵から出てきたときには、既に殻を身に着けています。体が大きくなるに連れて、殻もどんどん大きくなっていきます。