@ カンガルーは、お腹の中で赤ちゃんを育てる仕組み(胎盤)がないので、赤ちゃんを(成長していない)未熟な状態で生みます。大きさは小指の先ほど、わずか2p、1グラムしかありません。未熟な上に体が小さいので、他の動物に襲われます。そこで赤ちゃんは誕生するとすぐに、お母さんが体に付けた「だ液の道」を這って袋の中にたどり着きます。
A 袋の中には乳首(おっぱい)があります。赤ちゃんは乳首に吸い付いたら離れません。お母さんカンガルーが跳んだり跳ねたりしても大丈夫です。うんこやシッコは袋の中にしますが、お母さんはときどき首をつっこんで綺麗にしてくれます。そうやって、お腹の袋の中で約5ヶ月暮らしてから、やっと外に出て一人で行動し始めるのです。