@ 世界中で話されている言語の数は、約七千種類と言われています。国が違えば言語(話す言葉)が違います。国によっては、一つの国なのに数種類の言語を話すところもあります。ネパールという国では約120の言語で話されています。いったい言語はどのようにして生まれて、また、なぜそれぞれの国や地域によって違った言語が話されているのでしょうか?
A 大昔、あるところに人間が集まって住んでいたとします。そこに住んでいた人たちの間には、そこの人たちだけに通じる合図のようなものがありました。自分たちだけに通じる合図であり、よそから来た人には何の合図なのか全くわからないものだったのです。この合図のようなものが、長い間にしだいに言葉になってきました。したがって、言葉はそこの地方にしか通じないというわけです。
B 日本語は日本の中では通じても、すぐ隣の韓国では、もう全く通じません。韓国と、隣の中国とも全然ちがう言葉を話しているのです。