@ 赤ちゃんの頭と、大人の頭ではずいぶん大きさがちがいます。 頭が大きくなれば、とうぜんあごも大きくなります。歯はすき間なくあごの骨に並んで付いていなければなりません。ところが、歯は生えた後に大きく成長することはほとんどありません。そこで、最初からあごのサイズにぴったりの歯が生えるようになっています。
A あごが小さい子供のときは小さい歯が生えていますが、あごが成長して大きくなると歯のサイズが合わなくなります。そこで、成長した顎にぴったりの大きい歯に生えかわるのです。
B また、大人の歯は本数も多くなります。子供の歯は全部で20本ですが、それが生えかわると奥歯が生えてきて最後には32本になります。大人の歯が生えそろう頃にはあごの骨の成長も止まり、もうそれ以上あごが大きくなることはありませんから、歯も生えかわる必要はないのです。