@ ペットボトルが登場したのは今から30年ぐらい前です。それまでのガラスビンの容器と比べて、軽くて丈夫な上、熱にも比較的強いという特徴から、一気にガラスビンからペットボトルに入れ替わっていきました。
A ペットボトルは、石油からつくられます。石油から作られた「樹脂」という物質を溶かして糸にしたものが繊維です。ナイロン・レーヨンなど、さまざまな種類があり、衣服などに加工されます。また、樹脂をフィルムにしたものは、食品の包装、壁紙などに使われています。そして、樹脂をふくらませたものがペットボトルです。
B ペットボトルは使い捨てですから、ゴミが急に増えました。そこで、さまざまな包装や容器などのゴミに関する法律「容器包装リサイクル法」が、1997年(平成9年)にスタートしました。これによって、捨てられたペットボトルの半分が、衣服などの繊維製品にリサイクル(もう一度利用)されることになりました。さらに3年前の7月から、「レジ袋有料化」がスタートしています。