@ 養鶏場(卵を採るためにニワトリを飼っている所)には、メンドリ(メスのニワトリ)だけが飼われています。ここで産まれてくる卵は、温めてもヒヨコにならない「無精卵(むせいらん)」ばかりです。お店で売られている卵は無精卵だから、いくら温めてもヒヨコにはなりません。ヒヨコになる卵は有精卵(ゆうせいらん)といって、オンドリ(オスのニワトリ)と交尾したメンドリが産む卵です。
A ニワトリはたくさん卵を産みますが、毎日は産めません。数日間卵を産み続けた後、1〜2日休んで、また数日間産むということを繰り返します。ほぼ毎日産むメンドリもいますが、平均すると、一年間で280個ぐらい産みます。
B ニワトリは、東南アジアにいた野生のニワトリを4000年以上前に、人間が飼いならしたものです。たくさん卵を産めるメンドリを人間が選びながら、長い年月をかけて今のニワトリになりました。ちなみに、ニワトリには卵をたくさん産むようにつくりだされた種類と、おいしい肉になるようにつくりだされた種類と、二種類あります。エサのあげ方や飼い方の違いによって二種類に分かれました。