@ ミノムシの成虫(大人の虫)は口がありません。ミノムシは成虫になると蛾になりますが、口がないのでエサを捕ることができません。そのため、幼虫時代に蓄えた栄養を使い果たすと死んでしまいます。
A オスのミノムシは、成虫になるとミノから出てほかの蛾と同じように飛び回りますが、メスのミノムシの成虫は翅どころか、脚も触角も目も口もありません。まるでソーセージのような姿をしています。メスの成虫は自分で動くことができないのでミノの中でじっとしていて、オスの成虫を呼ぶためのにおいを出しています。そして、「ミノ」の中にたくさんの卵を産み終えたメスは、ミノのなかで小さくしぼんで死んでしまいます。
B オスのミノムシも口がないので、エサをとることができません。メスと出会ったら、そのまま力尽きて死んでしまいます。ミノムシの一生は、とても可哀そうです。