@ 日頃見かけるヘビは、ほとんどがマムシ(有毒)、アオダイショウ(無毒)、シマヘビ(無毒)の3種類です。マムシは体に斑紋があり、頭が三角形に近い形をしていて、全長50cmぐらいが大半です。マムシは人が近づくと逃げるのではなく、その場にとぐろを巻いて威嚇することがあります。さらに近づくと飛びついてきて咬みつきます。噛まれたら激しい症状が出ます。応急処置は難しいので、救急車を呼ぶなどして早急に医療機関で受診してください。マムシの攻撃半径は約40cmまでなので、1m以内には絶対近寄らないようにしましょう。
A アオダイショウは、田畑や人家の近くに多くいます。全長1mから2mほどのヘビです。緑色が多く、人家に侵入することもあります。しかし、こちらから刺激を与えなければ、人間に向かってくることはありません。アオダイショウはネズミを食べてくれるので、特に農家の方は大事にしています。
B シマヘビは、全長1.5mまで成長する無毒のヘビです。草原や森林、水辺などに広く生息しています。カエルを好んで捕食するほか、ネズミ、小鳥やその卵、トカゲ、小さなヘビを食べます。アオダイショウと同じく無毒のヘビですが、万一咬まれた際には雑菌等の心配があるので、傷を流水でよく洗い消毒をして、医療機関で処置を受けてください。