@ 水は顕微鏡で調べただけでは、ただの透明な液体にしか見えません。ところが、イギリスの科学者ニコルスンは、1800年に水に電気をかけて水の正体を調べる実験をしました。すると、水から酸素と水素が発生するという発見をしました。しかもその量は、酸素が1に対して、水素が2の量だということも分かりました。
A さらに、その後の実験で、水素ガス2と酸素ガス1をまぜて爆発させると、水ができることも分かりました。つまり、水は水素と酸素という二つつのガスからできているのです。ふたつの物を合わせて全く性質の違うものができるのです。
B ちなみに、水素で走る「燃料電池自動車」はガソリンスタンドではなくて、水素ステーションで燃料となる「水素」を注ぎます。走るときは空気中の酸素を混ぜて爆発(化学反応)させ、発生した電気エネルギーで、モーターを回して走ります。