図式をどんどん活用しよう!
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1)調べ学習をするとき、丸写しをしない。
 調べ学習をするときに文章を丸写ししないための方法の一つとして、要約学習で図式力を高めています。文章を読みながら図式化し、手元にある図式をもとに作文すれば著作権の違反にはなりません。調べ学習の時には、あっちこっちから情報を寄せ集めながら「図式」を膨らませ、最後に図式を眺めながら作文するようにしましょう。

2) 文章を朗読しないプレゼン目指して         
 プレゼンは顔を上げ、聞き手を見ながら語りかけるようにすると相手は注目するし、理解しやすくもなります。前もって作文し、それを読むのはプレゼンとは言いません。日ごろから、心がけて練習しましょう。そのためには、発表するときに手元に必要なのは 「作文」ではなく「図式」です。(作文を持って出ると読んでしまいます。)

 なお、図式は「右脳」を使います。内容を映像化し、まるごと理解を可能にしてくれます。一次元(文章)を三次元(立体)の姿に仕立て直します。したがって、図式の利用は日常生活や学習において、実に多く存在しています。以下、重複(繰り返し)もありますが、……。


※ 本・新聞・マンガなど読んだりテレビを視たりしながら、その内容で勉強になることを 図式にする。
 → 情報のカプセル(内容が頭に残りやすい)

※ スピーチの準備としての図式化。
 → スピーチ原稿を書かない。図式を書きながら内容を立体的に頭に入れ、本番では聞き手を見ながら「語りかけるようなスピーチ」をする。

※ 考えを練ったりまとめたりするときに、図式を活用する。
 → 考えていることが立体的 に眺めることが出来、考えを進めていく上でとても役に立つ。

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 以下、蛇足(付け足し)です。
※ 後で人に話すつもりで読んだり聞いたりすることが、国語力(言語力)を伸ば します。
※ 自分の言葉で短く言い換える(=要約)ことが出来て、初めて「理解した」と言えます。
※ キーワードを押さえながら大きな流れを立体的に理解できる力こそ、国語力です。 皆さんが自学自習に図式を取り入れるなど、折に触れて「図式」を活用し、言語力の更なる向上と学力の基盤を培いながら、ますます成長されることを祈っています。

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