@ ミノムシは、秋から冬にかけて木にブラブラとぶら下がっています。ミノムシの中に入っているのは、「ミノガ」という蛾の幼虫です。注意深く観察していると、ミノの上の部分から上半身を出して移動したり、葉っぱを食べたりしています。
A ミノムシは初夏のころに卵から生まれ、秋まで木の葉っぱを食べながらどんどん大きくなり、冬はミノの中で冬眠します。ミノは、ミノムシが口から出した糸で、枯葉や枝をつなぎ合わせて作られています。ミノムシの糸の強さは、ナイロンの4倍もあり、とても丈夫です。
B ミノムシは枯葉や枝で作ったミノを着てぶら下がることによって、周りの景色にとけこみ、鳥などに見つかりにくくなっています。ミノは、敵から身を守る大きな役割をしているのです。