@ アリは本当に小さな体をしています。アリが、どうしてこのように小さいかというと、その秘密はアリが昆虫だということです。昆虫は、体の中に背骨がありません。骨と同じ性質のものは、すべて体のまわりの固い皮になっています。背骨がないということは、体を支える柱がないということです。ですから、大きくなれないのです。
A 体が小さいことの長所はたくさんあります。例えば、食べ物がほんの少しですむということです。また、たくさんの仲間が狭いところに巣を作り、暮らしていくことができるということです。
B アリの巣は、みんなが安心して暮らせるところです。幼虫が育つところでもあります。アリの巣は、地面の中に作った穴なので、なかなか壊れることはありません。雨がふってもしみ通ってしまいます。水もたまりませんし、風も吹きません。