@ カブトムシは、りっぱな角をもっているのが特徴です。では、あのカブトムシの角は、どんなふうに役に立っているのでしょうか。
@ 木の汁にカブトムシが1匹だけのときは、他の虫が小さいためにケンカにはなりません。しかし、別のカブトムシやクワガタが出てくると、場所のとりあいでケンカになってしまいます。このときにりっぱな角が役に立ちます。カブトムシは、角を低くして、相手の体の下に入れます。そして、グイっと持ち上げて、相手を跳ね飛ばそうとします。相手は脚を踏ん張り、爪を木に引っかけて抵抗します。この力比べに負けたものは、その木から追い出されるのです。つまりカブトムシの角は、ケンカをするためにあるのです。
B メスの一番大事な仕事は、卵を産むことです。ケンカなどをしていてはいい卵が産めなくなってしまいます。ですから、カブトムシのメスにはオスのような角がありませんし、ケンカもしません。