特 攻
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授業対象=小学校:高学年
〜中学生用教材を作り替えました〜


2021.3.9


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全体像


教材


@ 1941年(昭和16年)12月8日、日本軍の真珠湾攻撃を皮切りに「太平洋戦争」が始まりました。初めは勝ち続けていた日本軍も、1944年(終戦の前年)6月、マリアナ沖海戦で400機に及ぶ戦闘機と搭乗員(パイロット)を失い、大敗北を喫しました。これが原因で戦闘機の激減、ベテランパイロットの大量戦死が大問題になりました。そこで、敵の戦艦を沈めるためには「体当たり攻撃」(特攻)しかないという声が、指令部の中で上がり始めていました。

A 戦況悪化の中で、起死回生を狙って正式な戦術として「特攻」が始まったのは 昭和19年10月、フィリピン・レイテ沖海戦です。海軍航空艦隊の志願者24人が「神風特別攻撃隊」に編成され、爆弾を抱いて敵艦へ体当たり攻撃を仕掛けました。これを皮切りに特攻作戦が常態化(当たり前に行われる)し、終戦までに6,418人が戦死しました。

B 特攻には、優秀な20歳前後の若者たちが十分な訓練を受けないまま出撃し、目的地(戦艦や空母など敵艦)に到達する前に、その多くが命を落としました。「特攻」は、生き残った搭乗員、特攻兵器の製造に携わった人々にまで、深い心の傷を残しました。

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合計20分〜23分扱い

  図式化(個人学習)8分 

  ⇒4人グループ(相互プレゼン;40秒×3セット) 

  ⇒全体代表プレゼン(計4人;4分)

  =合計時間 20分+アルファ







この教材を使った学習
25分間


  8分……自学(持ち出す教材は4種類@ABC、教材の文章を図式化)
  6分……4人グループ「(1対1)×3セット」で相互プレゼン
  第1セット=@とA、BとC(プレゼン時間は40秒×2)
  第2セット=@とB、AとC(プレゼン時間は40秒×2)
  第3セット=@とC、AとB(プレゼン時間は40秒×2)
  6分……全体プレゼン(@ABC、それぞれ代表者1名ずつがプレゼン)

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10分間
聞き取り ⇒再現(プレゼン)


題材は
2年生=沖縄の歴史
3年生=飯南高校の歴史
未定


課題は未定


  メモ(図式)を取りながら聞き取り  ……2人ペア(相互に再現)
                     ……代表者による全体プレゼン(1名)
               
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課題に対する自分の考えをまとめる ⇒プレゼン

題材
2年生=修学旅行の行き先(沖縄⇒隠岐)
3年生=飯南高校特別選抜試験の是非

  意見を図式でまとめる
   (1) 4分 自分の意見を図式化する。文章で書かない。
   (2) 2分 2人ペア(交互にプレゼンし合う) 40秒×2
   (3) 5分 時間の残される限り、一人ずつ「全体プレゼン」

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これぞ
「総合的な学習の時間」で
求められている学力です。
情報を鵜呑みにするのではなく
批判的精神を持って反論する。
その向こうに
自分らしい「持論」が見えてきます。



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