マスク騒動
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授業対象=中学校


2021.12.9


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全体像


教材


@ 日本で販売されてきたマスクは、コロナ騒動以前は国産が20%程度、中国製を中心として輸入品が80%を占めていました。昨年1月末、政府は中国企業への注文を増やそうとしましたが、中国国内への調達(準備・配送)が優先され、日本向けに出荷する業務は停止しました。

A そこで政府は、国内メーカーに対して設備の新設・増設を依頼。その際、投資費用の4分の3を補助する支援制度を打ち出しました。これによって、国内の多くのメーカーが「マスク増産」に乗り出しました。この結果、国内の生産力はコロナ禍前の約5倍に拡大、国内生産比率も45%まで上昇しました。

B ところがマスクが国内に行き渡り始めた5〜6月、中国製マスクの輸入も回復し、一転してマスクが余り始めました。在庫があふれると今度は、在庫マスクを「たたき売る」(格安で売る)輸入業者が出始めました。すると国内メーカーは一転して減産や撤退、中には倒産に追い込まれる事態が生じました。これによって、一時は1枚500円以上のマスクが出回るなど高騰(平均1枚80円)しましたが、現在はコロナ前の平均一枚12円に落ち着いています。現在(2021.11)、マスクの国内比率は25%程度となっています。

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合計20分〜23分扱い

  図式化(個人学習)8分 

  ⇒4人グループ(相互プレゼン;40秒×3セット) 

  ⇒全体代表プレゼン(計4人;4分)

  =合計時間 20分+アルファ







この教材を使った学習
25分間


  8分……自学(持ち出す教材は4種類@ABC、教材の文章を図式化)
  6分……4人グループ「(1対1)×3セット」で相互プレゼン
  第1セット=@とA、BとC(プレゼン時間は40秒×2)
  第2セット=@とB、AとC(プレゼン時間は40秒×2)
  第3セット=@とC、AとB(プレゼン時間は40秒×2)
  6分……全体プレゼン(@ABC、それぞれ代表者1名ずつがプレゼン)

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後半
10分間
聞き取り ⇒再現(プレゼン)




課題は未定


  メモ(図式)を取りながら聞き取り  ……2人ペア(相互に再現)
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課題に対する自分の考えをまとめる ⇒プレゼン

題材

  意見を図式でまとめる
   (1) 4分 自分の意見を図式化する。文章で書かない。
   (2) 2分 2人ペア(交互にプレゼンし合う) 40秒×2
   (3) 5分 時間の残される限り、一人ずつ「全体プレゼン」

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これぞ
「総合的な学習の時間」で
求められている学力です。
情報を鵜呑みにするのではなく
批判的精神を持って反論する。
その向こうに
自分らしい「持論」が見えてきます。



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