@ 平均寿命とは、ヒトは平均して何歳まで生きられるのかを予想した年齢のことです。正しくは、「0歳児の平均余命」と言います。「今年生まれた赤ちゃんが、何歳まで生きられるだろうか?」というのが平均寿命なのです。2020年の日本人の平均寿命は、男性81歳、女性87歳です。過去と比べてみると、1950年(70年前)には、男性は59歳、女性は62歳でしたから、当時と比べて20歳以上長生きになっています。
A 1990年(30年前)と比べてみても、男女とも5年以上寿命が延びています。また、世界の中で比べてみると、日本人の男性は世界第3位、女性は第2位(男女とも第1位は香港)となっています。
B ところで寿命には、この平均寿命とは別の点から研究したものもあります。その一つが、「限界寿命」と呼ばれるものです。人間は、平均どのくらいまで生きられそうか、という点から平均を出したものです。この研究によると、およそ95歳だそうです。これから考えると、日本人の平均余命はあと10年は延びそうだということになります。