@ 地球上のわたしたちから見ると、「太陽は東から出て西に沈んでいる」ように見えます。大昔の人は、太陽が地球の周りを回っていると考えていました。しかし、太陽が地球の周りを回っているのではありません。地球が太陽の周りを回っているのです。
A 地球を宇宙から、それも北極の真上から見下ろしてみると、地球は時計の針と反対の向きに回っています。地球は、一日(24時間)で一回転しています。回転している地球の片方は、太陽の方を向いています。そこは太陽の光が当たる明るい部分で、昼間です。その反対側は、太陽の光が当たらないので暗く、つまり夜なのです。
B しかし、いつも地球が回っているために、太陽の光が当たるところは、少しずつ動いています。地球が時計の針と反対の方向にまわっているために、地球は東の方から西の方に向かって明るくなります。つまり、太陽は東の方から昇って、西に沈んでいくように見えるのです。