①　わたしたちの住む地球は、空気に覆われています。その空気は目に見えませんし、形もありません。しかし、温度が上がるとふくらみ、反対に温度が下がると縮みながら絶えず動いています。

②　空気は、太陽に照らされて温められるとふくらみます。ふくらんだ空気は軽くなりますから、上へ上へと上がっていきます。反対に空の上に向かって上がると、だんだん気温が下がりますから、空気は冷やされて縮んでいきます。縮んだ空気は、今度は重くなって下へ下へと降りていきます。

③　上昇した（上に上がった）空気のあとには、まわりから別の空気が流れこんできます。また、下降した空気のあとにも、まわりから別の空気が流れこんできます。こうやって起きる空気の動きが、風として感じられるというわけです。