A 巣は、田んぼなどから運んできた泥や枯草を使って作ります。3月頃から作業を開始、唾液などを練り込むことで強さを高め、少しずつ泥を重ねていくことでお椀状の巣を作ります。ここに枯草や自分の羽毛を敷き詰めてふかふかにし、産卵用のベッドを作ります。
B 卵はメスが中心になって温め、2週間で孵化。ヒナにはオスとメスが交代で餌を与えるのですが、親鳥たちは一日に500回も巣と餌場を往復します。この後続けて2回目の産卵と子育てをおこなう親鳥もいますが、夏が終わるまでにはすべてのヒナが巣立っていきます。親鳥たちは翌年の春になると、昨年作った巣の近くで昨年の夫婦(オスとメスと)が待ち合わせをし、再び産卵をするのです。