工場野菜
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授業対象=小学校高学年
実施=2020年9月実施


2020.10.7


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全体像


教材


@ 農業従事者の高齢化が大きな社会問題になってきています。近年、農業従事者の平均年齢が67歳前後。10年後の平均年齢は、70歳台を越える予測となっています。「食糧は輸入すればいいではないか?」というと、そう甘くはありません。世界の人口は増え続けており、2015年の73億人が、2050年には97億人になると予測されています。増え続ける人口に見合う食べ物を確保するためには、今の1.7倍もの食料を増産しないといけません。

A しかし、食料を増産するにも土地や水には限りがあります。こういうなかにあって、注目されているのが「工場野菜」です。工場野菜とは、屋内で水耕栽培された野菜のことです。屋内で土を使わずに栽培を行うため、天候に左右されることなく一年通して野菜が安定して収穫出来ます。

B また、土を使わないので汚れが葉の間などに残ることもなく、野菜を洗う手間も要りません。一年中野菜が一定の価格で販売することが出来ます。さらには、屋内で土を使わずに栽培するため、(土が原因となる)病気や害虫の被害にもあいにくくなります。そのため、栽培も行いやすくなります。

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合計20分〜23分扱い

  図式化(個人学習)8分 

  ⇒4人グループ(相互プレゼン;40秒×3セット) 

  ⇒全体代表プレゼン(計4人;4分)

  =合計時間 20分+アルファ







この教材を使った学習
25分間


  8分……自学(持ち出す教材は4種類@ABC、教材の文章を図式化)
  6分……4人グループ「(1対1)×3セット」で相互プレゼン
  第1セット=@とA、BとC(プレゼン時間は40秒×2)
  第2セット=@とB、AとC(プレゼン時間は40秒×2)
  第3セット=@とC、AとB(プレゼン時間は40秒×2)
  6分……全体プレゼン(@ABC、それぞれ代表者1名ずつがプレゼン)

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後半

20分間
聞き取り(図式化) ⇒再現(プレゼン)


題材は新型コロナウイルス感染症の不思議 2つ


  メモ(図式)を取りながら聞き取り(約7分) 
  2人ペア(相互に再現 40秒×2)
  代表者による全体プレゼン(1名)
               
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自分の考えを図式で書く ⇒プレゼン

  意見を図式でまとめる
   (1) 4分 自分の意見を図式化する。文章で書かない。
   (2) 2分 2人ペア(交互にプレゼンし合う) 40秒×2
   (3) 5分 時間の残される限り、一人ずつ「全体プレゼン」

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これぞ
「総合的な学習の時間」で
求められている学力です。
情報を鵜呑みにするのではなく
批判的精神を持って反論する。
その向こうに
自分らしい「持論」が見えてきます。



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