A 右目で見た映像と、左目で見た映像とは、微妙に違いがあります。両目で見たとき、脳は左と右の目が見たそれぞれの画像を、脳の中でまとめて一つの映像にします。その際、左右のずれを脳が認識し、奥行きを感じるようになっています。両方の目で見ると、風景に立体感(遠近感)が出てきます。目が2つあるために、遠くの物と近くの物を区別して立体的に見ることが出来るのです。
B 耳も左右二つあります。耳が一つだと、音がどちらの方向から聞こえたのか判断出来ません。が、耳が左右一つずつ付いているので、両方から聞こえてくる音の微妙な違い(強弱)を脳が聞き分けて、右からか左からかを判断しています。さらには、耳たぶは音を集める(大きく聞こえるようにする)役割を果たすとともに、前から聞こえてくる音か後ろから聞こえてくる音かを判断するのに役立っています。