@ テレワークは、「tele(離れた所)」「work(働く)」を合わせた造語(新しく作られた言葉)です。インターネットなど情報通信技術(ICT)を活用した、場所や時間にとらわれない働き方のことを指しています。働く場所によって、自宅利用型テレワーク(在宅勤務)、施設利用型テレワーク(会社から離れた施設で勤務)、モバイルワークの3つ分けられます。
A なかでも注目されているのが「モバイルワーク」です。これは会社を離れて、時間や場所に縛られず、ICT(情報通信技術)を活用して働くという方法です。具体的には移動中に携帯電話やメールを使って商談(取引の相談)を進めたり、テレビ電話で会議に参加したりするなど、決められた場所で仕事をしません。いつでもどこでも働けるスタイルです。
B 2020年2月、政府から「新型コロナウイルスの感染拡大防止の方法」として『テレワーク』の推進が打ち出されました。4月、アンケート調査をした結果があります。それによると、「どこでテレワークを行っていますか?(複数回答)」という問いに対しては、「自宅」が88%、「移動中、カフェなど」が19%となっています。また、テレワーク勤務の方が仕事の能率が上がるとの回答は47%、変わらないが32%でした。「人との会話が減るので憂うつになる」という悩みも聞かれます。広く導入されるには、まだ時間がかかりそうです。