スペイン風邪
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授業対象=小学校高学年
実施=2020年9月実施


2020.10.7


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全体像


教材


@ スペイン風邪(新型インフルエンザ)は百年前、1918年〜1920年に大流行しました。毒性が高く(重症化率・死亡率が高い)て、当時の世界人口20億人のうち4千5百万人もの命を奪いました。日本は、当時の人口 2,400万人のうち約38万人が亡くなりました。スペイン風邪が大流行したのは、第一次世界大戦(1914年7月〜1918年11月)の真っ最中でした。元気な軍人がバタバタ倒れて、終戦の大きな原因になったとされています。

A 当時は電子顕微鏡もなく、スペイン風邪を引き起こすウイルスは目で見ることが出来ず、科学者も医者も大混乱。終息(患者がいなくなる)が見通せませんでした。しかし、3年間かかってやっと「終息」しました。終息した理由は未だに分かっていません。多くの人が感染し、抗体(ウイルスを攻撃するを物質)を身に着け、多くの人がスペイン風邪にかかりにくくなった(ウイルスとの共生)とされています。

B 今回の新型コロナウイルスも、完全に退治することは不可能です。ウイルスと共生を目指すしかありません。感染爆発(一度に大勢の人が感染する)を起こして病院崩壊を起こさないよう注意しながら、ゆるやかに日本中にウイルスが広がっていく必要があります。

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合計20分〜23分扱い

  図式化(個人学習)8分 

  ⇒4人グループ(相互プレゼン;40秒×3セット) 

  ⇒全体代表プレゼン(計4人;4分)

  =合計時間 20分+アルファ







この教材を使った学習
25分間


  8分……自学(持ち出す教材は4種類@ABC、教材の文章を図式化)
  6分……4人グループ「(1対1)×3セット」で相互プレゼン
  第1セット=@とA、BとC(プレゼン時間は40秒×2)
  第2セット=@とB、AとC(プレゼン時間は40秒×2)
  第3セット=@とC、AとB(プレゼン時間は40秒×2)
  6分……全体プレゼン(@ABC、それぞれ代表者1名ずつがプレゼン)

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後半

20分間
聞き取り(図式化) ⇒再現(プレゼン)


題材は新型コロナウイルス感染症の不思議 2つ


  メモ(図式)を取りながら聞き取り(約7分) 
  2人ペア(相互に再現 40秒×2)
  代表者による全体プレゼン(1名)
               
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自分の考えを図式で書く ⇒プレゼン

  意見を図式でまとめる
   (1) 4分 自分の意見を図式化する。文章で書かない。
   (2) 2分 2人ペア(交互にプレゼンし合う) 40秒×2
   (3) 5分 時間の残される限り、一人ずつ「全体プレゼン」

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これぞ
「総合的な学習の時間」で
求められている学力です。
情報を鵜呑みにするのではなく
批判的精神を持って反論する。
その向こうに
自分らしい「持論」が見えてきます。



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