コロナ自警団
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授業対象=小学校高学年
実施=2020年9月実施


2020.10.7


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全体像


教材


@ 新型コロナウイルスの大流行に伴い、他人の行動に過剰なまでに反応して、感染した人に文句を言ったり、店の営業を非難したりする人が社会問題になっています。「コロナ自警団」とか「自粛ポリス(警察)」とか呼ばれ、各地で話題になっています。

A 例えば、休業要請(命令ではない)しているのに営業していると、「△▽の店が営業している」と通報がケイサツに数多く寄せられました。営業を続けている店が直接 嫌がらせを受けるケース(シャッターにペンキで落書きをしたり、脅迫電話をかけたり)もたくさん発生しました。

B ヨーロッパの国々は、街や地域を完全に封鎖(外出禁止)する罰則を伴った「ロックダウン」の政策をとっています。守らない人には罰金刑が科せられます。一方、日本のに場合は日本国憲法の条文(基本的人権の尊重)があるため、ロックダウンはできません。「緊急事態宣言」によって政府は国民に「外出の自粛」「店の休業」などを要請(命令ではなくお願い、聞かなくても罰はない)し、世間では自粛ムードが広がりました。しかし、休業に応じたくても、営業をしていかなければ倒産(店がやっていけない)してしまう店もあるのです。

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合計20分〜23分扱い

  図式化(個人学習)8分 

  ⇒4人グループ(相互プレゼン;40秒×3セット) 

  ⇒全体代表プレゼン(計4人;4分)

  =合計時間 20分+アルファ







この教材を使った学習
25分間


  8分……自学(持ち出す教材は4種類@ABC、教材の文章を図式化)
  6分……4人グループ「(1対1)×3セット」で相互プレゼン
  第1セット=@とA、BとC(プレゼン時間は40秒×2)
  第2セット=@とB、AとC(プレゼン時間は40秒×2)
  第3セット=@とC、AとB(プレゼン時間は40秒×2)
  6分……全体プレゼン(@ABC、それぞれ代表者1名ずつがプレゼン)

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後半

20分間
聞き取り(図式化) ⇒再現(プレゼン)


題材は新型コロナウイルス感染症の不思議 2つ


  メモ(図式)を取りながら聞き取り(約7分) 
  2人ペア(相互に再現 40秒×2)
  代表者による全体プレゼン(1名)
               
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自分の考えを図式で書く ⇒プレゼン

  意見を図式でまとめる
   (1) 4分 自分の意見を図式化する。文章で書かない。
   (2) 2分 2人ペア(交互にプレゼンし合う) 40秒×2
   (3) 5分 時間の残される限り、一人ずつ「全体プレゼン」

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これぞ
「総合的な学習の時間」で
求められている学力です。
情報を鵜呑みにするのではなく
批判的精神を持って反論する。
その向こうに
自分らしい「持論」が見えてきます。



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