臓器を作る
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授業対象=小学校高学年
実施=2019.10.8


2019.10.15


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全体像


教材


@ 東京大学のグループは、ヒトのiPS細胞を使って「移植用の臓器を動物の体内で作り出す」研究をスタートしました。研究計画では、まずネズミの受精卵の遺伝子を操作し、すい臓などの臓器を作れなくします。そこにヒトのiPS細胞を注入します。この受精卵をネズミの子宮に戻して出産させます。生まれてきた子どものすい臓では、ネズミの細胞は増殖しません。代わりにヒトのすい臓が造られています。

A 現在、臓器移植は亡くなった人などから臓器の提供を受けて行われています。が、臓器の提供が少ないことが課題になっています。そこで、動物の体内でヒトの臓器を作り出す研究が期待されているのです。その一方、この方法だと「ヒトの脳を持った動物」や「ヒトと動物の細胞が混じった生物」を生み出す可能性があることが問題になっています。

B 研究の最終的な目的は、移植に使うヒトの臓器を動物の中で作り出すことです。研究グループでは年内にもネズミでの研究を始め、将来的にはヒトの体の大きさにより近いブタでも同様の研究を行いたいとしています。中内教授(東京大学)は「ヒトと動物の細胞が混じった生き物が誕生することがないよう、慎重に研究を進めたい。」と話しています。

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合計20分〜23分扱い

  図式化(個人学習)8分 

  ⇒4人グループ(相互プレゼン;40秒×3セット) 

  ⇒全体代表プレゼン(計4人;4分)

  =合計時間 20分+アルファ