コメントの部屋へもどる 2023.5.13
交通事故
コメント 怖いですね。 交通事故は何の前触れもなく 一瞬のうちに 命を奪っていきます。 教え子で2人 この不慮の交通事故で 急逝しています。 本人の無念さはむろんのこと ご家族 特にご両親の心痛は 察するにあまりあります。 この方(坪倉優介 さん)の場合 意識不明10日間を経て 奇跡的な生還。 しかし その後の人生は 予想だにしないことが 待ち受けています。 退院
コメント 身体的には 入院の必要がなくなったとは言え 頭の中は 完全にリセット 空っぽ状態です。 本人自身は 自分が何者かも まったく分からない状態ですから その戸惑いたるや 我々の理解を超えています。 いや 自分の名前はおろか モノには名前があること ヒトは言葉を操ることすら 意味不明なわけです。 気が狂いそうだったことと思います。 大学に復学する
コメント お母さんの 思い切った判断。 獅子は千尋の谷から 我が子を突き落とすと言いますが まさに そんな心境ではなかったでしょうか? しかし 我が家に引きこもっていたら 案外 ずっとそのまま 外界との接触を持たずに 一生を終えていた可能性があります。 大学当局の理解はもとより 母親の愛は まさに海よりも深し です。 人柄が変わる?
コメント 脳に障害を受けた人が 前頭葉破壊などにより 人格が がらりと変わることが知られています。 認知症によって 若いときと比べて キレやすくなった方を 知っています。 脳の中は 思考力のみならず 人格さえも左右する。 高次の情緒力を ふと 思い出しました。齋 記憶が戻らなければ 生きている意味がない
コメント 私がこういう状況に置かれたら おそらく 坪倉さんと同じことを考え その解決のために 右往左往すると思います。 でも 何だか怖い気もします。 消えた過去が 誇らしければそれでいいのですが もし逆だったら……? そう考えると 気が狂いそうです。 留年
コメント 一つ一つ 未知のモノ 未知の体験との遭遇です。 興味深い 驚き 新鮮と言うより むしろ 戸惑いや困惑 混乱や恐怖が 大きかったのではないでしょうか? これら一つ一つが 赤ちゃんが 言葉を獲得し モノと言葉の結びつきを学び 動きや役割などを 獲得していく過程を知る 大きな一助となるのではないでしょうか? 万華鏡のような記憶
コメント 不思議ですね。 神経回路が 断片的につながったのでしょうか? 教え子で 交通事故による 意識不明の重体から 回復した例があります。 中学一年という若さですから 頭脳面・運動面ともに いったん何かを思い出すと ずるずると 芋蔓式に 記憶がよみがえったと思います。 脳の世界は計り知れません。 徐々に
コメント 言葉の獲得によって 自我が芽生えるというのは 心理学の世界では 常識のようです。 特に母親からの 愛情いっぱいの言葉がけ 笑顔での対応が 重要なことは言うまでもありません。 乳幼児期・児童期に 美しい言葉 豊かな言葉に より多く触れることは とても重要だと思います。 そういう言葉の多くは 日常会話より 「本」の世界に在ります。 人に聞きながら何とか……
コメント まわりの人に恵まれていたこともあります。 しかし 坪倉優介 さんの 日頃からの人となり・言動が まわりの人をして 自然に協力するよう 仕向けていたのではないでしょうか? ろうけつ染めの世界へ
コメント 芸は身を助ける ここでも また このことわざの 真実を再確認しました。 専攻科へ進学
コメント 面接中に怒鳴った先生は 日頃からお世話になってきていた 重要な先生です。 日頃から厳しい先生です。 でも その心の底に 深い愛情を湛えておられました。 染工房「夢 祐斎」
コメント 運命と言うべきか 偶然の出会いというべきか 小説のような出来事が 現実には いくつも存在します。 坪倉優介 さんの人生は ここで 大きく羽ばたくことになります。 それぞれの思い
コメント 三人三様 それぞれに 深い愛情と意味を 含んでいると思います。 そう思って あえて私は この言葉を選んで ここに抜き出しました。 新しい過去がいとおしい
コメント ずっと本を読んできて この言葉に出会ったとき 心の底から共感できました。 坪倉さんの 12年間の一日一日 新しい過去は 苦難と戸惑いに充ち満ちています。 でも 一日一日 一つ一つの出来事に 五感総動員で対処し めいっぱい前進してきました。 その自分の歩んできた道が きっと 愛おしくてたまらないと思います。 だから 心の中で「そうそう、まったく!」と つぶやいておりました。 原田宗典 氏の巻末解説
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