カタカナでコロナと書けば
君になる

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2020.8.16(日)


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第二派到来か?
感染者数だけ見れば
そうだと言えます。

ところが
重症者数・死亡者数は
おおむね10人以下で推移しています。

もともと
感染者数という言葉で示してきている人数は
正確には
PCR陽性者数です。

PCR検査を増やせば
公表している今の「感染者数」は
増えるに決まっています。

先般
赤名短歌会例会用に作った短歌です。
いずれも皮肉を込めて作りました。







カタカナでコロナと書けば君になる
君遠ざける盆の来たりぬ



しばらくは離れて暮らす『コ』と『ロ』と『ナ』 
つぎ逢ふ時は『君』といふ字に (タナカサダユキ)

 という短歌に出会いました。偶然ですね。よく気が付かれたものです。この大発見? を頂戴して作品を作りました。

 今年の盂蘭盆はマーケットなど行ってみても、町外者に出会うことがほとんどありません。全国的にも飛行機・列車など、交通機関はガラガラだそうです。自粛しておられるんです。

 8/15 に予定していた「飯南町の成人式」も来冬に延期となりました。

 今年は初盆なのに、帰省したら周囲の目が怖いから取りやめたという光景をテレビで観ました。

 「君」は人それぞれ、いろいろです。コロナは見事に「君」を遠ざけてくれました。悲しいです、切ないです。

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慣れねばと思へど街は
表情の見えぬマスクのひとひとの波



 町内外のお店・諸施設などなど、どこへ行ってもマスクマスクのオンパレードです。中には「マスク着用されていない方は入場をご遠慮ください。」などと掲示してあるところもあります。

 日本の夏の風景、風物詩も一変しました。

 暑がりで汗かきの私は、昔からマスクが苦手です。でも、「郷にいれば郷に従え」と言います。この酷暑の夏だというのに、致し方ありません。

 それにしても、マスクをしている人の表情(感情)は計りかねます。喜んでいるのか、怒っているのか、悲しんでいるのか、……。目だけで判断するのは、時に苦しいことがあります。

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露天湯に陽を浴びてゐるのどけさも
コロナ患者を責める人の世



 私の安らぎの一つは、温泉に出かけてサウナに入ったり、露天湯に浸かったりすることです。

 3月に保育所を退職してからというもの、まさに「貴族の生活」が転がり込んできました。「自分のために使う時間」「フリータイム」が、ぐ〜〜〜んと増えました。

 孫2人(男児5歳・2歳)と遊ぶゆとりも出て、(以前は一日30分程度)2時間〜3時間、たっぷりとふれあう時間が持てるようにもなりました。

 貴族の生活の中でも、露天風呂に浸かるというのは極楽至極です。が、ふとコロナ騒動が脳裏をかすめるからいけません。

 とりわけ感染者を犯人扱いにする風潮を思い出すと、極楽至極が萎みます。困った日本の世の中になってしまったものです。

 ちなみに「クラスター対策」という手法は日本独自のようです。軽症者や無症状者が多い、きわめて弱毒性のウイルスですから、「感染経路を辿ってウイルスを根絶する」こと自体、マンガの世界です。こういうことをするから、犯人扱いの風潮が生まれます。

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日本人にとって
新型コロナウイルスは怖くない!


7月に入ってから
新型コロナウイルス感染者数が全国的に増えていると
連日のようにテレビ(ニュース・ワイドショー)で取り上げ
不安を煽る報道が続いています。

実際、感染者数のグラフを見ると
8月に入ってから横ばいが続いているものの
7月中旬以降、右肩上がりが続きました。

しかしながら
その割には死者数とか重症者数とかは
4月〜5月(20人〜30人/一日)と比較して
おむね10人以内で推移しています。
感染者数のグラフとは連動していません。

感染者数というのは実は本当の実態ではなく
PCR検査の陽性者数というのが正確な表現です。

4月〜5月頃と比較して
6月中旬頃からPCR検査を増やしてきています。
それと連動して「PCR検査の陽性者数」が増加しています。

ところで
上久保靖彦特定教授(京都大学大学院医学研究科)は
過日、論文を発表して次のように述べておられます。

Youtubeの解説動画がこちらです。
https://www.youtube.com/watch?v=hF0HBmIFWMs)

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上久保靖彦特定教授の論文より

 日本はすでに集団免疫を獲得しているので、(ウイルスの大きな突然変異がなければ)再自粛の必要はない。

 去年の冬にインフルエンザが少なかったのは、知らない間に先駆けとなる新型コロナウイルス「S型」が流行していた。(ウイルス干渉といって、片方が増えれば片方が減ることをいいます)
このS型は全世界に広がって感染していた。

 S型から変異した「K型」が1月中旬頃から、中国から日本などに入ってきて、K型が日本でも流行した。

 しかし、アメリカやヨーロッパではすでに海外からの渡航を禁止していたので、欧米ではS型だけ流行し、K型が流行しなかった。

 武漢ではK型がさらに突然変異した武漢「G型」が流行した。これが重症の肺炎を引き起こす原因になっている。

 K型が大流行(ほとんど無症状・軽症)した日本では、既にK型の集団免疫があったため、G型が入ってきても(欧米と比べて)多くの重症者が出なかった。(K型の免疫がG型にも効果があった。)

 欧米で重症者が多かったのは、S型の集団免疫は出来ていたが、K型の集団免疫が出来ていなかったからである。実はS型に対する免疫は、G型の感染を予防する能力が乏しく、さらにS型への抗体には抗体依存性免疫増強(ADE)効果がある(重症化しやすい)ことが推測されている。

 
端的に言うと、日本始め東アジアはK型の集団免疫が出来ていて、これが重症化するG型を抑えることに成功した。一方、欧米ではK型が流行しなかった。このこと(S型の集団免疫のみ)が原因でG型が入ってきたとき、ADE(抗体依存性免疫増強)が起き、G型が大流行して重症者・死者が増大した。

 結果論だが、欧米では入国制限が早かった一方、日本は遅かった(中国は3月上旬)ため、結果的にはこれが功を奏したともいえる。

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ちなみに
この度の論文は
「遺伝子解析を行った結果に基づく」もので
科学的に裏付けがしっかりしているそうです。







弱いものいじめは
いいかげんヤメにしませんか?


 「8割おじさん」と呼ばれている西浦博教授(北海道大学)が4/15、「対策をしなければ42万人が死ぬ」という試算を発表し、国民は恐怖におののきました。が、そのような事態は起りませんでした。西浦教授の試算の根拠は、いまだに示されないままです。訂正もされていません。

 それどころか、7/14 西浦博教授との「youtube対談」の中で、山中伸弥教授(京都大学教授)が
「対策をしなければ、今からでも10万人以上の死者が出る可能性がある。」と指摘されました。

 根拠は何も提示されていません。山中伸弥教授は圧倒的な「権威」があり、社会的な影響力が絶大である上に、政府の意思決定にも直接かかわっておられます。

 恐怖を煽ってきているマスコミが勢いづくような、この対談内容。科学的な根拠もなく「10万人の死者が出る」からと「緊急事態宣言」を迫る内容に、ガックリしています。

 すでに日本の経済はガタガタです。日本の感染状況は欧米とは違います。もっと冷静に、データや状況を冷静に分析して、ものを言って欲しいと強く願って止みません。

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以下は以前作った短歌です。


2020年3月


拡がれるコロナウイルス
卒業の代えがたき日々蹴って散らせり


自評

 Mさんの短歌と重なるところがあります。卒業生のやるせなく悲しい気持ちを思うと、やりきれない気持ちになります。「有終の美を飾らせてやりたかった」という思いは、保護者や 教職員のみならず、誰もの心に暗い影を落としています。この悔しい気持ちを作品にしたいと 言葉を選びました。

 下の句は蹴散らしたことを強調するため、あえて「かけがえのなき」と「日々」とをまたぎ ました。ただ正直な気持ちは、文学とは言えない単なる説明的な作品になってしまいました。

 いずれにしても、「コロナウイルスを蹴散らした」という短歌を一日も早く作りたいものです。

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2020年5月

きょうもまた
呼吸のごとく吹き過ぐる
春風乱しコロナに暮るる


自評

 私は春先の気候・風情が大好きです。日課のランニングをしていると、ときおり爽やか な風が吹いてきては静かになります。走りながら「春が呼吸をしている」と思いました。そのあたたかく清新な季節を吹き飛ばし、われわれの日常生活を壊すかのようなコロナ騒ぎ。まさに今日も「コロナに明けてコロナに暮れる」一日であることを恨めしく思います。。

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